高齢不妊を根本から治療する方法

高度生殖医療だけではできない 高齢不妊を克服する方法とは

流産を繰り返す

 受精、着床に成功してせっかく陽性反応が出ても、妊娠を維持できない、すぐに流産してしまう…という症状で悩んでいる方がたくさんいます。化学流産稽留流産など、妊娠しても流産を繰り返してしまう症状は、不育症と並んで、高齢の女性には特に多いようです。

流産は、妊娠22週まで妊娠を維持できない状態のことを言いますが、これを3回以上繰り返すことを特に「習慣性流産」と言います。

最近の不妊治療の発達によって、機能的に難がある方や高齢の方でも妊娠する可能性が広がってきていると同時に、流産を繰り返してしまう症例も多くなっているのが現実です。

習慣性流産の原因とは

流産を繰り返してしまう原因として、さまざま挙げられますが、検査を行ってもこれといった要因が見つからないケースもあるようです。下に主な流産の原因を挙げてみます。 

  • 子宮の形態異常…子宮の形そのものに異常があり、着床しても栄養がうまく供給できずに流産してしまう。
  • 内分泌異常…黄体機能不全や高プロラクチン血症など、ホルモンの分泌異常によって流産してしまう。
  • 染色体異常…夫婦のどちらかの染色体に異常がある場合、受精卵にも染色体異常が起こり、流産してしまう。
  • 血液の凝固因子異常…血液を固める働きをもつ凝固因子に異常があると、胎盤で血栓ができやすく、胎児に栄養がいかないため、流産してしまう。 

上記のような原因によって流産が起こる場合もありますし、強いストレスなどが原因となることも多いようです。

そもそも、不妊で悩む患者さんが、妊娠に適した体作りができていないまま、外科治療によって無理に妊娠しても、妊娠を維持できないのは自然な結果なのかもしれません。 

流産を繰り返してしまう方へ漢方のアプローチとは

流産に悩んでいる方は、とにかく妊娠を維持できる体力作りに重点を置いてケアします。

患者さんによって、原因が異なっているのでカウンセリングによりその原因をできる限り特定し、症状に合わせて漢方薬を処方します。原因が特定できないと診断された場合にも、元気な卵を作ることと、妊娠を維持できる母体作りのための薬が使われます。

主に、血流を促進したり血を補う作用のある薬や、体を温める作用のある薬腎機能を高める作用のある薬などが選ばれるようです。

漢方薬を服用すると同時に、普段からストレスを感じないような生活を心がけたり、体を冷やさないように工夫したり、ちょっとしたことが流産しにくい体質へと改善するポイントでもあります。

漢方による治療は、西洋医学での対症療法とは違い、体質を根本的に改善する治療なので、例え流産を繰り返した経験がある人であっても、体質改善を行って無事に出産まで至るケースが多いのです。 

 
高齢不妊を根本から治療する方法